内部通報のために個人情報を複写した文書を持ち出した職員を停職3日の懲戒処分にした京都市に損害賠償。停職3日が「重すぎた」ことが理由であって、「懲戒処分したこと」が理由ではない点に要注意。

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 4月27日、内部通報(内部告発)のために個人情報を複写した資料を持ち出すなどした児童相談所の職員を京都市が「停職3日の懲戒処分」にしたことについて、約220万円の損…

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危機管理広報は、弁護士が積極的に関与しなければならない法律問題である理由

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 危機管理広報に対する企業の意識の高まり 企業危機管理の仕事をしている中で、ここ数年、各社とも危機管理広報についての意識が向上していると感じます。 ほんの数年前までは…

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電力5社に顧客情報閲覧で業務改善命令。グループ会社との個人情報の管理・共有を見直す5つのポイント。

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 4月17日、経産省は、電力5社に業務改善命令を出しました。 親会社である大手電力会社の社員らが、顧客への提案活動や小売供給業務に使う目的で、子会社の送配電会社が持つ…

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電力会社の価格カルテルに1010億円の課徴金納付命令。競業他社と価格について情報交換をするのはどこからが違法なのか?

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 2023年3月30日、公正取引委員会は、中部電力、中部電力ミライズ、中国電力、九州電力の4社に、総額1010億3399万円の課徴金を支払うように命じました。 www…

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健康茶にステロイドが混入していた件で、同じ社名で同じ商品名の別の健康茶を輸入販売している別の会社の危機管理広報

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 4月12日、花粉症への効果をほのめかした健康茶がステロイドを含有していることが国民生活センターから発表されました。 花粉症への効果をほのめかした健康茶にステロイドが…

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コンプライアンス違反の5パターン

コンプライアンスの本来的な意味は期待、要望に応えることです。これに違反するパターンは、①違反であることを認識している、②悪い結果は生じないから許されるだろうと思った、③不注意、コンプライアンスが脳裏をよぎりもしなかった、本人の倫理観が低い、売上・利益をコンプライアンスよりも重視した、対策を講じていなかった、④法律・手続の間違い、⑤感覚が時代遅れなどがあります。

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