Osaka Metroの万博輸送用EVバス調達で67億円の特別損失。リスク管理はなぜ機能しなかったのか。
大阪市高速電気軌道が2026年7月17日に公表したEVバス調達の調査報告書は、リスク管理が現場からも経営からも働かなかった経過を示しています。社長レク、子会社、調達部の3か所で出た指摘は上がった先で消え、150台という規模を承認した取締役会では、その台数を誰が作れるのかも安全性も問われませんでした。67億円の特別損失に至った意思決定から、経営陣が会議の場で自ら発すべき問いを整理します。
大阪市高速電気軌道が2026年7月17日に公表したEVバス調達の調査報告書は、リスク管理が現場からも経営からも働かなかった経過を示しています。社長レク、子会社、調達部の3か所で出た指摘は上がった先で消え、150台という規模を承認した取締役会では、その台数を誰が作れるのかも安全性も問われませんでした。67億円の特別損失に至った意思決定から、経営陣が会議の場で自ら発すべき問いを整理します。
こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 日経ビジネス2026年8月31日号の記事「JAL、4度の飲酒問題招いた縦割り風土」に、コメントが掲載されました。 日本航空(JAL)は2024年12月に機長と副機長…
こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 2026年9月1日に発売された広報会議2026年10月号での連載「リスク広報最前線」に、拙稿「熊本地震企業3社の危機管理対応」が掲載されました。 地震によって爆発事…
SAAFホールディングスの特別調査委員会は2026年6月、元代表取締役社長の前俊守氏による経費の私的流用を認定しました。社外監査役は2022年3月に前氏の交際費処理の問題を把握し、監査調書を前氏本人に渡していますが、監査役会や取締役会で共有された形跡は議事録に残っていません。会社法382条が求める取締役会への報告と、把握した疑義を記録に残すことの意味を整理します。
株式会社ウテナは2026年5月6日、生成AIで制作したPR動画「潤い戦士モイスチャー」の削除と、東京・大阪で掲出中の交通広告の撤去を発表しました。同社は外部専門家を交えたリーガルチェックを重ねた上で公開したと明らかにしています。適法性を確認すれば社内審査は済んだことになる、という理解が炎上を招きました。広告審査に見る人の受け止めを組み込むための具体的な設計を示します。
こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 日経ヒューマンキャピタル・オンラインにて連載している「新・この会社はどこで誤ったのか」が更新されました。 今回は、はてなの経理部長が、警察関係者を装った社外からの電…
サツドラホールディングスは2026年6月16日、子会社サッポロドラッグストアーの登録販売者の継続的研修について、調査報告書を公表しました。代理受講54名、動画の形式的な再生や解答共有による不適切受講514名。背景にあったのは、2020年に集合研修をeラーニングへ切り替えた際に受講時間が通常の勤務時間へ組み込まれたことと、ブロック会議に人件費と残業時間だけが並んでいた管理でした。法定研修を形骸化させないために経営層と人事担当者が着手すべき順序を整理します。
こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 誠に勝手ではございますが、 2026年8月10日(月)〜14日(金) を夏季休暇とさせていただきます。
こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 月刊広報会議2026年9月号が7月31日に発売されました。 今回は、ANAのサービスリニューアルに伴う混乱時の広報対応について取り上げています。 予約サイトではシン…
金融庁と東京証券取引所は2026年7月21日、コーポレートガバナンス・コード(2026年改訂版)を確定しました。取締役会には、成長投資や事業ポートフォリオの見直しを含む経営資源の配分について、具体的に何を実行するのかを説明することが求められます。人的資本への投資と適切な分配、取引先との公正・適正な取引も、同じ配分の問題です。2027年7月末までに経営陣が整えておくべき説明を、株主との対話の観点から整理します。