オーケーが競合店に対抗して商品の販売価格を値下げした額分を納入業者に負担させていたことについて、公正取引委員会が優越的地位の濫用の観点から調査を実施。オーケーは自発的に取りやめる対応。

スーパーマーケットのオーケーが、『万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします。』のポスターや『競合店に対抗して値下げしました。』のPOPを掲げ、競合店に対抗して商品の販売価格を値下げした額の全部または一部を、納入業者に負担させていたことについて、公正取引委員会が優越的地位の濫用の観点から調査を開始したところ、オーケーが自発的に取りやめたので公正取引委員会はこれ以上の対応をしない
公正取引委員会は現在優越的地位の濫用や下請法について積極的に調査を実施している。企業は危機管理の立場から適切な対応が必要。

続きを読む →

中国電力、中部電力に続き、九州電力もカルテルによる課徴金27億円の取消訴訟を提起。世紀東急工業事件判決を意識した対応か。

中国電力、中部電力に続き、九州電力もカルテルによる課徴金27億円の取消訴訟を提起。自認課徴金額についてカルテルの合意の存在及び内容の認識を争った世紀東急工業事件判決を意識した対応か。

続きを読む →

家電量販店ノジマが下請代金約7310万円を減額し、公正取引委員会から是正等の勧告。下請法が禁止する親事業者による下請代金減額の内容を確認を。

発注元である親事業者は、下請事業者の責に帰すべき理由がないのに、発注時に決定した下請代金を発注後に減額することが禁止。たとえ下請事業者と合意しても発注後の減額は許されない。

続きを読む →

電力会社の価格カルテルに1010億円の課徴金納付命令。競業他社と価格について情報交換をするのはどこからが違法なのか?

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 2023年3月30日、公正取引委員会は、中部電力、中部電力ミライズ、中国電力、九州電力の4社に、総額1010億3399万円の課徴金を支払うように命じました。 www…

続きを読む →

error: 右クリックは利用できません