日本証券業協会が11月から顧客情報の持ち出しを禁ずるルール改正案を公表。秘密保持契約、競業禁止契約、不正競争防止法など現行の情報管理に関するルールでは不都合な部分があることを再確認する。
日証協は「協会員の役職員に対する処分に関するワーキング・グループ」報告書を公表し、顧客に関する情報のより一層の保護に向けた「協会員の従業員に関する規則」等の一部改正を公表しました。退職する役職員が顧客情報を持ち出すことを禁じる内容です。従来の就業規則・情報管理規程などの社内ルール、秘密保持契約・競業禁止契約などの契約、不正競争防止法とは何が違うのか、従来の方法にはどんな課題があるのかを確認しておきましょう。