パナソニック子会社とRIZAPで個人情報を禁止された生成AIに入力。禁止と周知だけでは防げない。安さで選んだAIが抜け道を作り、現場が使えるAIを選ぶことが確実な再発防止策

パナソニック オペレーショナルエクセレンスは2026年10月23日、人事システム導入プロジェクトのメンバーが利用禁止の外部生成AIに約33万人分の個人情報をアップロードしたと公表しました。9月のRIZAPに続く事案です。社内ルールで禁止しても端末と回線の抜け道は残り、会社が認めたAIが使いにくければ現場は禁止されたAIを使います。AIを禁止すれば、AIで穴を探す攻撃者に守る側が後れを取ります。

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お名前.com デスクトップクラウドに不正アクセス、社内ホワイトハッカーの指摘を後回しにしたGMO。PHP問題との異同と日本システム技術事件判決から考える内部統制の質

GMOインターネットは2026年10月、FX自動売買に使われる「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを公表し、熊谷正寿氏は社内のホワイトハッカーの指摘を後回しにしていたと明かしました。同じ週に起きたPHP問題とは技術的には別の事案ですが、分かっていた課題や期限への対応を後回しにした点は共通します。日本システム技術事件判決の「通常想定される不正」の基準から、リスク管理体制を更新し続けるために取締役会が確かめることを示します。

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PHPの重大な脆弱性で、コドモンやエックスサーバーなど各社がサービスを予防停止。対応しなかった会社が負う顧客への責任と、止めた会社の誤解を招かない告知

2026年10月21日、PHPの重大な脆弱性の情報が修正版の公開前にSNSなどで出回り、コドモンやBASE、エックスサーバーなどが予防のためサービスや管理画面を止めました。一方で、委託先任せで対応しなかった会社も、漏えいすれば顧客への責任を負います。委託先に非があっても責任を負うのは委託元であることは、TBC事件の判決が示しています。止めた会社が告知で、不正アクセスによる停止ではないと明記したことにも学べます。

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東大総長選考で意向投票2位を選出、選んだ理由を具体的に説明しない選考会議。会社の指名委員会の権限の濫用を防ぐ基準と、取締役会・株主への説明のあり方を考える。

東京大学の総長選考・監察会議は2026年9月、教職員の意向投票で2位だった藤垣裕子教授を次期総長予定者に選びましたが、選んだ理由を具体的に説明していません。社外取締役が過半数でも、LIXILグループやセブン&アイのように指名委員会の決定は特定の人の意向に歪められることがあります。ENEOSの選任基準とコーポレートガバナンス・コード2026年改訂を踏まえ、基準の策定、取締役会への報告、適時開示とリリースでの説明を考えます。

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ビール大手4社に公取委が強制調査、業界団体の会合後の「裏会」で値上げ幅を協議した疑い。会合後の席での振る舞いと、自社で独自に値上げを決めたと証明するための備え。

こんにちは。弁護士の浅見隆行です。 公正取引委員会は2026年10月7日、アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリーの大手4社を強制調査しました。独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いです…

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プルデンシャル生命の金銭不祥事、再発防止策は子会社止まり。報酬制度の改革を止めてきた親会社(持株会社PHJや米国親会社PFI)を変えなければ再発は防げないのではないか。

プルデンシャル生命が2026年10月8日に公表した金銭不祥事の再発防止策は、営業の現場に向けた施策が中心で、報酬制度の改革を止めてきた持株会社PHJと米国親会社PFIの判断には手を付けていません。管理職の基本給引き上げの限界、上位LPへの対策の不足、自粛期間中に指示を破った支社長の処分、業務改善命令を受けたPHJの施策をかんぽ生命の事案と比べると、子会社だけの再発防止策では改革が完結しないことが分かります。

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パーク24子会社のタイムズカーで免許証画像160万件が漏えい、退会者分も7年保管。日本システム技術事件とリソー教育事件から考える親会社取締役の情報管理体制構築の責任

パーク24の子会社が運営するタイムズカーで2026年9月、約660万件の会員情報と約160万件の免許証画像などが漏えいし、退会者の画像も7年間保管されていました。ベネッセの代表訴訟、日本システム技術事件、リソー教育事件の判決をもとに、親会社取締役の責任が認められうる要素と否定されうる要素を整理しました。問われるのは、他社の漏えいが相次ぐ中でグループの基準と保有する情報をどう確かめてきたかです。

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日銀で内部通報後の本採用拒否が提訴、あおぞら銀行では2026年1月に通報後の処分をすべて無効とする判決が確定。12月1日からの改正公益通報者保護法施行を前に会社が見直すべき通報者への処遇。

日本銀行の職員が、内部通報後の本採用拒否を不当として提訴したと報じられました。同じ金融界では、あおぞら銀行が通報後に行った懲戒処分、降格、減給を東京高裁がすべて無効とし、3年3か月の隔離をパワハラと認めた判決が2026年8月に確定しています。報復目的が否定されながら処分が覆った理由を判決から読み解き、12月施行の改正公益通報者保護法を前に、判断の材料と判断する人をどう選ぶべきかを示します。

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トヨタ子会社シンテックホズミの営業秘密漏えい、元上司の頼みでデータをクラウドに上げた在職中の元部下も逮捕。退職者との飲み会や頼まれごとを角が立たずに断る方法

トヨタ子会社シンテックホズミの営業秘密漏えい事件では、データを求めた元上司だけでなく、頼まれてクラウドに上げた在職中の元部下も逮捕されました。かっぱ寿司事件でも、元部下が罰金50万円の略式命令を受け、会社には罰金3000万円の判決が出ています。退職者との飲み会での近況報告や頼まれごとで、社員が何を話さず、どう角を立てずに断るかを考えます。

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エア・ウォーターが不適切会計を機に監査等委員会設置会社に移行し、社外取締役を議長に。オリンパスと比べて見る、ガバナンスを機能させる社外取締役の資質

エア・ウォーターは2026年9月、前会長が容認した不適切会計を受けて監査等委員会設置会社へ移行し、独立社外取締役を議長に選びました。しかし同社には以前から指名・報酬委員会もあり、監査室長はトップに隠し方を説明していました。2011年は機能せず2024年に在任中のCEOに辞任を求めたオリンパスと比べ、社外取締役の再任への遠慮、資質、情報の届き方から、体制変更を監督につなげる条件を整理します。

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