豊田自動織機を非公開化するTOBが終了。持ち合い株式も解消したトヨタグループの再編に学ぶ、事業成長のための「非公開化」という選択肢。
トヨタグループは、豊田自動織機の非公開化を柱とする資本再編を実施しました。目的は、短期的な市場評価に左右されず、物流ソリューションや自動運転等の成長分野へ中長期的な投資を行うためです。
再編では、特定の事業会社に支配されないよう、グループ各社が出資するトヨタ不動産を親会社に据えました。同時に、織機が保有するトヨタ自動車やデンソー等の株式を売却し、その資金を自社株買いや非公開化の原資に充てることで、持ち合い株式を「攻めの資本」へ転換しました。
この「しがらみ」を成長投資へ転換する独創的な手法は、上場維持に拘らない抜本的な改革を目指す企業のモデルケースといえます。