質問がそれほど多くない記者会見の場合には、記者からの質問が途切れたところで、進行役から「あと1、2問で終了とさせていただきます」として記者会見を終了させることは難しくないはずです。

他方、質問が矢継ぎ早に出され、長時間の記者会見を強いられるような場合には、約1時間ほど経過した段階、もしくは同じ内容の質問が繰り返されたり、枝葉末節な内容に関する質問が出るようになった段階で終わらせるのが、タイミングとしてはベストです。

こうした場合には、その段階で、「本日出席している担当者は、現在、本件に関する危機管理委員会のメンバーとして中心になって取り組んでおりますので、あと1、2問とさせてください」などと記者会見を打ち切れる理由を説明すれば、記者会見を終了させることが可能です。

このような説明をすれば、記者としても、事実や原因の究明が何よりも大事であることを理解しているので、「逃げた」との印象を抱くことなく、記者会見を終了させることを承諾してくれます。

なお、記者会見が終了したら、会社側担当者は会見場にとどまらず、ただちに会見場から退場し、記者と別れるべきです。

そうでないと「ぶら下がり取材」がその場で行われる可能性があるからです。