会社法が要求する危機管理体制(リスクマネジメント体制)は、取締役・取締役会が行う会社の経営判断・業務執行全般の適正性を確保することを目的としています。

会社法でいう危機管理体制(リスクマネジメント体制)は、会社の「業務執行全般」を対象としているものです。

これに対して、金融商品取引法(J-SOX)が要求するリスク管理体制は、有価証券報告書提出会社が作成する財務計算に関する書類・情報の適正性を確保することを目的としています。

金融商品取引法がいうリスク管理体制は、あくまで、「財務分野に限定」されています。

会社法が要求する危機管理体制(リスクマネジメント体制)の方が、広い範囲を対象としているといえます。