株主総会の場において株主の質疑・発言を認める方法には、「一括」型と呼ばれる方法と「個別」型と呼ばれる方法があります。

「一括」型というのは、議長が計算書類や事業報告について報告し、すべての議案を上程した後、計算書類・事業報告・すべての議案についてまとめて一括して質疑・発言を受け付ける方法です。

これに対して、「個別」型というのは、議長が計算書類と事業報告を報告したら、まず、この報告事項について質疑・発言を受け付け、ついで、各議案別に議案を上程し、個別に質疑・発言を受け付けることを繰り返す方法です。

両者にはそれぞれメリットがあります。

「一括」型は、「すべての報告事項・すべての議案について、今この場で質疑・発言の一切を受け付ける」という方法ですから、一般株主・個人投資家など株主総会の議事進行について詳しくない株主が質疑・発言の機会を逸するということを防止することができます。

また、議事運営側としても、質疑応答に対して身構える機会を1回だけに集中させることができます。

「個別」型は、報告事項が終わった後には報告事項についての質問を受け付け、議案ごとに個別に質疑・発言を受け付けるという方法ですから、何についての質疑・発言を行ったのか、後で記録に残しやすいというメリットがあります。

過去の株主総会での株主の発言状況を見て、株主にとって質疑・発言がしやすい(株主が理解しやすい)と思われる方法を採用した方がよいと思います。