製品事故や商品についてのクレームに対して謝罪をしただけでは、会社の責任を認めたことにはなりません。

法的に言えば、会社、①不法・違法な行為が存在し、②損害が発生し、③不法・違法な行為と損害との間に因果関係があり、④不法・違法な行為の発生につい
て会社や役員に帰責性が認められる―ような場合に限って初めて責任が認められます。

製品事故や商品クレームに対して謝罪することの意味は、あくまでも、迷惑をかけた、心理的な不安を発生させたことについてお詫びをすることです。

製品事故や商品クレームに対する第一報を受けた後の処理をスムースに行うためにも、まずは、儀礼的な意味を含めて謝罪をすべきです。

消費者やクレーマーから「謝って責任を認めたではないか」と言われても、会社としては、

「ご迷惑をおかけし、不快感をおかけしたことについてお詫び申し上げたのであって、会社の責任を認めたわけではございません」

などと回答すればよいのです。