監査役は、株主から提訴請求を受け取った場合には、その提訴請求の中に書かれている取締役の責任や義務違反の事実があるかどうを調査する必要があります。

この調査は、取締役に対してヒアリングを実施したり、取締役会議事録や経営会議の資料などを精査するなどの方法によって行います。

その上で、監査役は、提訴請求があった日から60日以内に、取締役に対して損害賠償請求をするかどうかの判断をします。

監査役が提訴請求があった日から60日以内に取締役に対して損害賠償請求をしなかった場合、通常、提訴請求をした株主は、監査役に対して、なぜ損害賠償請求をしなかったのかという理由を確認してきます。

このとき、監査役は、その株主に対して、書面か電子メールでもって、

(1)監査役が行った調査の内容やその資料

(2)取締役の責任・義務違反についての監査役の判断

(3)(2)で責任・義務違反があると判断したのに取締役に損害賠償請求をしない場合には、その理由

を回答しなければなりません。