事務所のホームページを全面リニューアルしました。
それと同時にブログを再開することにしました。

私が社外から研修やセミナーの依頼を受けられるようになったのも、新聞・テレビなどのメディアから取材をうけられるようになったのも、きっかけは、かつて作成していたブログの投稿が、セミナー主催企業や記者の方の目に止まったことからでした。

時を遡ること、2004年。
新しい物好き、好奇心の塊ということもあり、まだ、インターネット上でブログサービスが出始めた初期の段階で、さっそくブログを利用して、思っていたことを書き始めてみました。
当初は、インターネット上に企業危機管理やリスクマネジメントの観点での記事は、ほとんどありませんでした。
ましてや、弁護士がブログで自分の考えを発信するということは行われていませんでした(今では山のようにありますが)。

ちょうどその頃、松下製品リコール、JR西日本福知山線脱線事故、フジテレビ買収騒動、食品使い回し事件など、世間を騒がし、他方、企業の側からは見逃せない事件が相次ぎました。
その状況について、「世の中の見方はこういう声が趨勢だけれども、こういう見方もできるのではないか」「法律論が飛び交っているけれども、これはこういう意味ですよ」と、解説するつもりで、また一つの視点だけではないとらえ方もあるということを伝えるつもりで、日々、ブログを更新していました。
それを見た、メディアの方から取材や問い合わせが来るようになったのは、この頃でした。

ただ、ブログを始めて2年も経たないうちに、当時所属していた事務所内でパートナーに就任したこともあり、日々の忙しさに拍車がかかり、さらに、過労で倒れ仕事を離れていた時期もあり、徐々に更新できなくなり、仕舞いには完全放置・・。
最終的には、1年以上更新しない日が続きました。
一旦熱が冷めてしまったものを復活させるのは難しく、そこで、一度ストップ。
ブログを閉鎖しました。

その後、独立。

新聞やニュースを見ていると、ここ数年だけでも、オリンパス事件、大王製紙事件など見逃せない重大事件が相次ぎ、2013年末から2014年にかけても、ホテル食品産地偽装問題、研究論文問題、製薬会社研究結果虚偽表示問題、公正取引委員会による談合等告発、企業秘密海外流出事件など、企業危機管理、リスクマネジメントに関わる事件が連日のように報道されています。

こうした事件について、時折、企業危機管理・リスクマネジメントの立場からのコメントを見ることはあっても、多くは、ワイドショー的なおもしろおかしく取り上げる報道やブログが多かったように思います。
中には、「こういう見方もあるのか」と目から鱗が落ちるときもありましたが、ベースが企業危機管理・リスクマネジメントの立場で書かれたものではないので、なんとなく違和感、物足りなさもありました。
小保方さんの事件報道を見ていて、ノベルティスファーマの研究不正はホールディングスのトップまで辞任しているのに、理研はなんで会社対研究者という構図になっているのか。誰もそれを比較しようとしないのはなぜか、など。
この状況を見て、黙ったまま見すごしていて良いものか、企業危機管理・リスクマネジメントに積極的に取り組んでいる者として何も社会に発信せずにいて良いのか、という疑問が頭をよぎるようになりました。

そこで、「もう一度やってみようかな」と重すぎる腰を上げ、今回、事務所ホームページをリニューアルを機に、ホームページ内にブログを設けました(自分で作ったんですが、Wordpressって便利ですね笑)。

企業危機管理・リスクマネジメントに携わっている立場として、「企業側は、この事件を機に、こういうことをしないといけないのではないか」「この事件は、こういう見方もできるけれど、真相はどうなんだろうか」などと、自分なりの考えや疑問、問題提起を少しでも発信していけたらと思います。
時には、勉強不足故の、素朴な疑問を発信することもあると思います。

目標は毎日更新・・・ですが、そんなに時間を割けるわけはないので、可能な限り更新するということにしたい、と思います。